EDIの基礎知識

オンプレミス

EDIシステムを導入する際、「オンプレミス型(自社サーバーで構築・運用する方式)」について向いている企業、
メリットとデメリットについて記載します。

向いている企業の特徴

  • セキュリティ要件が非常に厳しい(金融・医療・官公庁など)
  • カスタマイズや独自フォーマットが多い
  • 自社にITインフラと人材が整備されている
  • 長期運用を前提に、コストをコントロールしたい

オンプレミス型EDIの
メリット

① セキュリティの統制がしやすい サーバーやデータを社内で完全に管理できるため、機密性が高い取引情報でも安心。独自のセキュリティポリシーを適用可能。
② カスタマイズ性が高い 自社の業務フローやEDIフォーマットに合わせて、細かな機能追加・変更ができる。独自仕様にも柔軟に対応。
③ システム連携が容易 基幹システム(ERPや販売管理など)との連携がスムーズ。特に既存のオンプレシステムとの統合がしやすい。
④ 長期的なコスト抑制(条件付き) 初期費用は高いが、ライセンス・月額課金のない買い切り型であれば、長期運用でトータルコストが下がる場合もある。

オンプレミス型EDIの
デメリット

① 初期導入コストが高い サーバー設備・ソフトウェア・ライセンス・構築費など初期投資が大きく、導入ハードルが高い。
② 専門知識と運用体制が必要 自社で運用・保守・障害対応を行う必要があり、インフラやEDIに詳しい人材・体制が求められる。
③ 災害や障害リスクに弱い データセンターではない場合、災害時や停電などによりシステム停止のリスクがある。バックアップ体制も自前で整備が必要。
④ 柔軟性に欠けることがある 急なスケーラビリティ対応(例:取引先増加、メッセージ形式変更など)に時間とコストがかかる。
⑤ 働き方改革との相性がやや劣る 社内ネットワーク内での運用を前提とするため、テレワークやクラウド連携に制限が出るケースも。

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